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「普段は正しい名前で呼ばないが、ここぞという所で正しく呼ぶ」演出登場作品特集

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わざと間違えて呼ぶ愛情表現、あるいは真面目モード演出の布石

人は、間違えられるとストレスが溜まる生き物だ。

それが双方向で認め合った「あだ名」であれば受け入れられるし、尊敬や畏怖を込めた「通り名」でも、事実なら受け入れるしかないだろう。

間違った名前呼びは、悪ければ、本名で呼ぶほどでもない、覚えるほどでもない、そんな意図が含まれる悪口になりかねない物。

しかし、双方向の関係性が出来ている場合、そこにはプロレスの様な予定調和的な心地良い攻撃反撃の関係が出来たり、悪気は無いと受け入れ間違えを許容する、その人にだけ許される特別なあだ名の様な機能をする。

それだけでも、仲の良いキャラクターの絆を描けて良いのだが、この演出は、本当に真面目なシーンが訪れた時に、今まで名前を間違って読んでいた相手が、実はちゃんと名前を憶えていたり、遂に本当の名前を呼ぶに足ると認める所まで描く事で、真価を発揮する。

この記事では、そんな「普段は正しい名前で呼ばないが、ここぞという所で正しく呼ぶ」演出が使われた作品を紹介していく。

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989)

<内容>

「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のジョーンズ親子の活躍を目にするほど、エキサイティングなことはない。
インディの宿敵ナチスが舞い戻り、聖杯の発見を手伝わせるためにインディの父親ヘンリー・ジョーンズ教授をさらった。
手掛かりを追ってアメリカからベニス、そして砂漠の聖地へと続く冒険は、ノンストップのアクションが満載。
家族全員で楽しめて、記憶に残る作品だ。
父の救出、聖杯の発見、正義の勝利はインディの手にかかっている。

ヘンリー・ジョーンズが、インディをジュニアと普段は呼ぶが、良いシーンではインディアナと呼ぶ。

良いシーンだよね。

ウマ娘 プリティーダービー Season 2(2021)

<内容>

これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と競走能力を持つ“ウマ娘”が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。シンボリルドルフに憧れ、無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、名家の誇りにかけて、天皇賞連覇に挑むメジロマックイーン。二人はライバルとして、親友として、お互いの夢をかけて<トゥインクル・シリーズ>を走り続ける!

ツインターボがトウカイテイオーから、ダブルターボやダブルジェットと間違えて呼ばれるのがお約束となっている。

後に師匠である。

映画大好きポンポさん(2017)

<内容>


ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。映画の都ニャリウッドで日夜映画製作に明け暮れていた。ある日アシスタントの“映画の虫”ジーンはポンポさんから突然「この脚本は君に撮ってもらうから」と監督に指名され!?

ジョエル・ダビドビッチ・ペーターゼンが、ジーンをプロレスラー名で言い間違える。

鬼滅の刃(2016)

<ストーリー>

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!

嘴平伊之助が人の名前を度々間違える描写がある。

漫画では、

  • かまぼこ権八郎
  • デコ太郎
  • 紋次郎
  • 健太郎
  • 豚太郎
  • 三太郎
  • 惣一郎
  • 炭八郎
  • 炭吾郎

小説では、

  • 仙二郎
  • 紺治郎
  • 炭五郎
  • 豚太郎
  • 豚治郎
  • 総一郎
  • アホ治郎
  • 総治郎
  • 惣一郎
  • 総治郎

等のバリエーションが炭治郎にある。

金色のガッシュ!!(2001)

<ストーリー>

あの「金色のガッシュ!!」が完全版として登場!雷句誠による表紙全巻描き下ろし、カラーページはカラーのまま鮮やかによみがえります。そして注目は描き下ろしとなるオマケの短編マンガ「ガッシュカフェ」。魔物の子供達が戦いを離れ、お茶を飲みながら語り合い、意外な一面を見せ合います。第1回は「ガッシュとゴフレ」がお客様。 週刊少年サンデー2001年6号から、2008年4/5合併号まで連載。魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。ファンタジー系バトル漫画。 天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。 第1巻はLEVEL1〜LEVEL19までを収録。

ダニーが、パートナーのMr.ゴルドーに子供扱いされダニーボーイと呼ばれている。

スクライド(2001)

<内容>

21世紀初頭。横浜を中心に、半径30Kmの大地が突如として隆起し本土と隔離された。やがて、そこは、「ロストグラウンド」と呼ばれるようになり、日本という国家にありながら、特殊な発展を遂げることになる。そして、そこでは、生まれながらにして「アルター」と呼ばれる特殊能力を持つ者たちが現れるようになった…。

ストレイト・クーガーが、桐生水守の事を毎度みのりと言い間違えて呼ぶ。

物語最終盤の

クーガー「みもりさん」

水守「みもりです!」

クーガー「あってるでしょう?」

のやり取りは、あまりにもカッコ良く、見た人全員に刻み込まれて忘れられないシーンとなっている。

どうする家康(2023)

<内容>

主演 松本潤。今、最も期待される脚本家のひとり古沢良太が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人徳川家康の生涯を描く。

夏目広次が家康に名前を間違って呼ばれ続ける。

演出の使い方としては珍しい、広次が実は「吉信」から改名した事で、家康が昔の名前に引っ張られて間違えていたと言う、二人のエピソードにおける重要な伏線と言う使い方。

爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX(1998)

<内容>

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズ第3弾!「MAX」編。
星馬兄弟が属するビクトリーズは、WGPで勝利した後、さらなる飛躍を求め世界へ旅立った。そしてビクトリーズを超えるべく、ミニ四駆に情熱を燃やす新たな兄弟が現れる!!エアロミニ四駆を駆使する彼らの名は、兄・一文字豪樹と弟・一文字烈矢。エリートレーサーの養成機関である「ボルゾイスクール」のレーサーたちと死闘を繰り広げる。爆走兄弟の新たな物語が今、始まった!!

大神マリナ(原作漫画未登場のアニメオリジナルヒロイン)が、一文字豪樹に最終回直前までマリコと呼ばれる演出がある。

化物語(2006)

<内容>

阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!?

台湾から現れた新人イラストレーター、“光の魔術師”ことVOFANと新たにコンビを組み、あの西尾維新が満を持して放つ、これぞ現代の怪異!
青春に、おかしなことはつきものだ!

八九寺 真宵(はちくじ まよい)が

  • 阿良々々木さん
  • 阿良々々々木さん
  • 阿良木さん
  • アリャリャ木さん
  • 良々々木さん
  • ムララ木サン
  • 何(あ)良々木さん
  • 阿良々木…読子さん
  • 修羅ら木さん
  • キキララさん
  • 乾拭きさん
  • パラレ木さん
  • 飽き飽きさん
  • ララバイさん
  • あら らっきーさん

「失礼、噛みました」と毎回、阿良々木暦を間違えるお約束のやり取りがある。

ファイアボール(2008)

<内容>

ディズニーの日本国内制作による 全く新しい感覚のフル3DCGアニメーション
未来は、巨大で、無機質で、なまあたたかい

『ファイアボール』は、外界から隔離された無機質な屋敷を舞台に、先代が遺した書物で外界のことを学ぶ、フリューゲル公爵の娘“ドロッセル”、そして、その屋敷に2万年以上仕える忠実な執事“ゲデヒトニス”といった2体のロボットによる他愛もない日常会話を、「コミュニケーションの困難さ」をテーマに、フルCG のSF世界に描いた、全く新しいタイプのコメディ作品です。

昨年ディズニー・チャンネルなどで放送開始され、現在もなおネットなどで大きな話題となっています。
各話約2分という尺の中に凝縮された、緻密な世界設定で展開する、オフビートな笑いと切れわたるテンポ、そして随所に散りばめられた現代社会とのリンク。

精密機器の優雅さを持つ“ドロッセル”と、建設機材の無骨さを持つ“ゲデヒトニス”の、おかしな日常のやり取りの中にある、つい耳に残ってしまう不可思議な台詞や、反復される奇妙なポーズが作り出すリズムは、ユニークで不条理な世界を出現させ、見る者にそこはかとない愛着さえ感じさせます。

繰り返し何度でも見たくなる、ディズニーの新境地とも言える“新感覚”アニメーション!

プロデュース、監督、脚本には、ディズニー・チャンネルジャパンのクリエイティブ・ディレクター荒川航、キャラクター・デザインは、「機動戦士ガンダム 00」のメカニック・デザインなどで知られる福地仁、ボイスキャストには、ドロッセル役に川庄美雪、ゲデヒトニス役に大川透と、気鋭のスタッフ、キャストが参加した注目作となっています。

ドロッセルお嬢様が、毎度ゲデヒトニスの事を言い間違える。

  • シシカバブ
  • シシカバ
  • タンホイザー
  • ホイサッサ
  • デュラムセモリナ
  • バルセロナ
  • クセルクセス
  • スラックス
  • パッキャマラード
  • パオパオ
  • ビビデバビデ
  • ビビデバ
  • サンチョパンサ
  • サンチョパ
  • マンゴスチン
  • ゴッチン
  • サマルカンド
  • フィレサンド
  • ワンダーフォーゲル
  • ワンダフォー
  • ラスプーチン
  • コンスタンチン
  • チグリスユーフラテス
  • チグリッパ

ラストエグザイル(2003)

<内容>

クラウス・ヴァルカとラヴィ・ヘッドは、小型飛行艇・ヴァンシップを使って、空の配達人をしていた。彼らの住むアナトレーという国は、はるか上空から攻めてきたデュシスという国と戦争状態にあったが、辺境の町に住む彼らにとっては別世界の出来事であった。二人の夢は、父達が越えることのできなかった、はるか上空の巨大な嵐・グランドストリームを越えること。仕事の傍ら草レースで腕をみがきつつ、その日を目指すという生活が続いていた。そんなある日、彼らは、最前線ミナギスで戦う派遣艦隊指令官・マドセイン中将に、家族からの手紙を届ける依頼を受ける。手紙を運んできた2人の目の前で起きる空中戦艦同士の激しい戦闘。戦火をくぐり抜けながら、旗艦クラウ・ソラスにようやくたどり着いた2人だが、新たに出現した艦隊が、クラウ・ソラスにも襲いかかる。

ディーオ・エラクレアが、クラウス・ヴァルカの見せた見事なヴァンシップ操縦技術とインメルマン・ターンを気に入り、インメルマンと呼ぶ様になる。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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