定義

【ネタバレあり感想】『魔法が解けて シーズン5』を見ました。

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あのノリのまま大団円

魔法が解けて」のシーズン5を見終えたので、感想を。

内容的には、最終シーズンかな?

ルーシーに泣かされちゃった。

魔法が解けては、こんなアニメ

基本的に善人であろうとしているのに、素行不良と天性の悪の才能によって周囲で人死にが出まくるドリームランドの姫であるビーン。

度重なる様々な陰謀に巻き込まれては乗り越えてきたがシーズン4では、サタンと結託した実母ダグマーや、悪い心を持つもう一人のビーンと戦う中で魔法の力に目覚めたり、出会った人魚との間に真の愛を見つけたり。

死んだルーシーは、どうにか天国から復活。

他にも色々あったが、ダグマーの計画は着実に前に進み、ついに最終段階に。

シーズン5でポンコツ3人組は、仲間達と共にダグマーの陰謀を打ち砕く事が出来るのか?

最後まで安定してマイペース

シーズン5ではラスボスであり主人公の母親であるダグマーの野望達成に向けた計画が進行し、それをいつものメンツが妨害したり対処したりしつつ、話が時々逸れている様で大事なイベントみたいな感じで、いつも通り混沌とした中で話の大半が進んでいくのだが、本当に最後まで良い意味でいつも通り。

シリーズを4シーズン見て来た楽しんでいるファンからすると「コレコレ!」と言った感じのブラックジョークが飛び交い、時々不意に爆笑をさらって行ってくれる。

ラストバトルの開始がキノコで敵も味方もラリった状態とか、笑うしかないでしょ。

【特にネタバレ】ルーシーに持っていかれた

そんなハッピーエンドなのだが、劇中でシーズン4で復活したルーシーが再度殺害され、また天国に行ってしまうw

悪魔なのに天国に登ってしまう事に苦しむルーシーも可愛く面白いのだが、戦いの中でビーンの彼女である人魚のモーラが死亡してしまい、悲しみに暮れるビーンを見てルーシーが神様にモーラの復活を願うと言うシーンがある。

そこで、ルーシーが実はビーンの事を異性として愛していた事が判明し、更に、ルーシーがビーンの幸せを願って自分の蘇生や欲望を叶えるでなくモーラの復活を願い、その事実がビーンに知られる事も無く天国に留まる事で身を引く展開は、あまりにもルーシーが尊過ぎて、こんなテイストのアニメなのに私は号泣しテッシュをビチャビチャにしながらの視聴となってしまった。

ジェリーの胸を借りて泣くルーシーの切ない事切ない事。

最近見たドラマ「グッドオーメンズ」のクロウリーとキャラ属性が近いルーシーだが、私はこの手のキャラクターが大好きで、そんなキャラクターが本心を吐露して愛する人の為に犠牲になる展開をクライマックスでやってくれたものだから、不意打ちでダメだった。

あと、何気にルーシーのパパだったサタンが特別悪いヤツってわけじゃ無いキャラだったのも良かった。

ラストで神様によってルーシーが天使になるオチは、良いのか悪いのかは分からないが、ちょっとした救いであると共に、息子と父親が会えなくなる意味で切なく、サタンがルーシーを愛している描写もあって最後の最後でちょっと好きになってしまった。

私は「魔法が解けて」と言うアニメシリーズだが、このルーシーと言うキャラクターと出会えただけで、かなり価値のある作品だと感じている。

他も、まあ大団円

シーズン5は、まさに大団円と言って良い内容だろう。

しかし、他の大団円は、まあ、泣かせる感動と言うよりは、全て納まる所に納まると言った感じだ。

銀魂の提唱したファイナルファンタジーが発動し、伏線があったキャラも無いキャラも、みんな付き合ったり結婚して幸せになる的なエピローグがあり、悪は栄えずハッピーエンドとなる。

ずっと謎だったミス・ムーンペンスの正体も判明しマーキマーとくっつくし、オドヴァルと魔術師も結婚するし、ゾグもウルスラと幸せになった。

そんなだから、ラストは下品にみんな発情して「セックスしまくりましょ!」って終わるノリも笑える。

ベッドシーンが多いが露骨にエロいシーンは無い一方で、小人の双子が檻を脱出するシーンでは何故か脱いでチンチンをグルグルと昔のクレヨンしんちゃんよろしく回している描写があったり、謎い。

ちなみに、戦闘シーンではいつも通りカジュアルに人体がバラバラになり、デフォルメされているが断面描写もあってエグイっちゃエグイ。

シーズン3あたりから登場していたモップ娘のミリが新女王になってエルフォと結婚は予想外。

モップ娘は大活躍だったけど、まさかの大出世である。

終わりに

そろそろ物語として〆て欲しいと感じていた所で、綺麗に終わったのだから良いシリーズだった。

全50話とまあまあ長いが、ブラックなノリが肌に合う人であれば相当楽しめる筈だ。

ルーシーの泣くシーンは時間を空けて再度視聴したが、やっぱり涙腺に来る良いシーンだった。

終わって寂しいと言うよりは、丁度良い長さのファンタジーブラックコメディと言う印象で、綺麗に終わってくれてありがとうと言う気持ちの方が大きい。

50話も想いを秘めて悪友を演じていたルーシーがジェリーと神によって正直になるカタルシスは凄く良い物である。

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