組み合わせこそ可能性
レゴ本社にあると言う、「2×4ブロックを6個使ったレゴの組み合わせは915,103,765通り」と言う、自分の組み合わせを見つけよう的なアトラクション。
たった6個の基本ブロックで、9億通りを超える組み合わせパターンがあると言う事には驚きだ。
とは言え、9億通りは組み合わせ可能パターンであり、その組み合わせには作り手が何らかの価値を与えないと、組み合わせられる可能性があるだけで意味が無い。
そんなレゴブロックだが、2025年現在で現役の色種類がおよそ70色前後、2019年時点でパーツ種類は3700種類を超え、その組み合わせ可能性は天文学的数字となっている。
まさに、可能性は無限大である。
とは言え、膨大な組み合わせ方があるとしても、そこに価値が生まれるのは、組み合わせに作り手が価値を与えるからであり、価値が高いとされる組み合わせ方となるとパターンが生まれてくる。
今回は、そんな「ブロックの組み合わせ」について。
価値の低い組み合わせ
レゴは基本的にリプレイ性、つまり、作って崩してを繰り返す事が出来る点に一定の価値がある。
その際重要なのが、組み合わせ段階では丈夫で、分解段階では解体が容易と言う、相反する状態を組み合わせた構造体が持つ事だ。
丈夫にするには、例えば1×1ブロックを縦に100個繋げるみたいな単純な構造は嫌われる。

また、対となっている様なブロック2個を組み合わせて、いわゆる「二枚貝」的な閉じられた組み合わせをする事も、狙いが無いなら推奨されない。

二枚貝的な組み合わせは、貝柱となるスタッドとチューブの噛み合い次第では外す事が難しくなり、リプレイ性も損なう点で単純な組み合わせよりも質が悪い。
組み合わせた部分をフォーカスした時に分解難度が高い組み合わせは、分解の際にレゴ外し機や専用ペンチ等が必要となり、それらが無い場合は非専用ツールや爪や歯を用いる事になりかねず、ブロックも爪や歯も痛める可能性があり、組み合わせ価値は低いとされる。
価値の高い組み合わせ
価値が高い組み合わせは、上記した様に、組み合わせ段階で一定の丈夫さを持ち、分解段階でブロックにもクリエイターにもダメージが入らない組み合わせと言える。
それが前提であり、それを実現する基本の組み合わせが、強度を保てる範囲で、上下左右前後のいずれかで別のブロック同士を繋げまとめ強度を上げると言う手法だ。
基本はレンガ積み的な考え方である。

この考え方はブロックにおいてあらゆる場面で必要とされ、各ブロックが他のブロックをまとめる役割を持った構造体は、強固な組み合わせとなる。
これがレゴブロックの場合、ブロック同士の高さや幅、穴や棒の位置等がフィットしていないと、ブロック同士が強く繋がる組み合わせを実現出来ない。
前々回や前回で散々触れた、殆どの数字がほぼ0.8㎜の倍数でレゴブロックが設計されている点の理解が活きてくる。
0.8㎜の倍数を計算して高さや幅、穴や棒の位置等を揃える事で、ブロック同士を強く繋げる事が狙って出来ると言う訳だ。
そして、このルールを知っていればこそ、組み合わせから欲しい形や機能を狙って作る事が出来る。
それらの組み合わせの中で、見た目や機能が好まれる組み合わせが、より高い価値となっていくと言えるだろう。
組み合わせパターン集
プラケット挟み込み

(ブラケット 1×2-2×2)

(ブラケット 1 x 2-2 x 2逆さ)
間に8プレート入れてブラケットの側面を繋げると、強固な4面スタッド部位が出来る。

(ブラケット1×2-1×2)

(ブラケット 1 x 2-1 x 2 逆さ)
こちらだと、間に3プレート入れてブラケット側面を繋げられる。
ちなみに、側面サイズが1×2と1×2で組み合わせる場合は、5.5プレート必要となるので、二分の一プレート厚の調整が必要となって来る。
これらは4面スタッドが便利なロボット等を作る際に良く見る組み合わせ構成のイメージがある。
以下、凄いレゴビルダーが公開している組み合わせや応用集。
超参考になる。



