集団の中で「何に従うか」が多くの事を決めると言う話

group of people discussing objectives of a team

何に忠誠を誓い、忠義を尽くすか

人は、必ず何かに従って生きている。

人が何に従うかによって、個人の人生や、所属するグループの在り方が変化していく。

今回は、そんな話。

“集団の中で「何に従うか」が多くの事を決めると言う話” の続きを読む

事件で学ぶ犯罪と防犯テクニック。グルーミングと通報抑制についての考察【創作のネタ】

a pair of tabby kittens showing affection to each other

闇が深い事件

英BBCによるジャニーズ事務所の闇を暴くドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal』が、日本でも大きな話題となった。

その際、番組を見る前の段階で、私は「何を今更」と、自然に思ってしまった。

いや、おかしい。

おかしいぞ。

例えば、芸能界で枕営業が実際にあるかどうかは知らないが、概念としてあるのは分かる。

野球賭博の事件があった事も知っているし、相撲の八百長が行われていた事も知っている。

だが、それらはコンテンツ提供関係者やタレントで、明確な犯罪関係者が分からないか、分かっている場合は、大々的に処分を下されて謹慎を受けたり引退に追い込まれたりが、何だかんだあったから知っていた。

今回、何かおかしいと気付いたのは、それらとは若干属性が違う事件と言う話だ。

ジャニーさんが過去に裁判を起こされて負けて事実認定されたり、そこから状況的に自然に考えて真っ黒だと断片的にでも情報を知っている人は知っていたはずなのに、その事実をあたかも当たり前の事と受け入れ、取り立てて気にする事が、なぜ無かったのかと言う事だ。

なぜ、本来はヤバイ状況の物を見て、こんなにも平然とスルーしていたのだろうか?

これって、もしかして、かなり怖い話なのでは?

“事件で学ぶ犯罪と防犯テクニック。グルーミングと通報抑制についての考察【創作のネタ】” の続きを読む

創作者は「自分に合っていて真理を含む創作術宗教」に入ると良いかもと言う話

Free holding catholic rosary image

あなたは、何教?

創作手法、創作スタイルは人の数だけあり、何が一番大事かも、人の数だけある。

だが、人の数だけ正解がある上で、真理とでも言える揺るがない正しい要素が含まれていない事を一番大事にしても、その創作は上手くいかない。

つまり、上手くいく創作手法は、大勢の人にとっても客観的に正しく、大事なのは合うか合わないかだ。

創作姿勢として、心構えとして「絶対に正しい、自分にとっての最重要な要素」を見つけたり、見よう見まねでも決めると、人は創作する事に迷いが無くなる。

それは、思想や信念、あるいは価値観に由来する物かもしれないが、そう言う物を持っていると、創作者は強くなれる。

そんな、絶対に正しくて揺るがない物、創作における北極星や、真実の愛の様な物を「自分は正しいと知っている」と信じる姿勢は、さながら宗教に例えられる。

いや、それは、まぎれもなく宗教の一種だろう。

この記事では、そんな創作術宗教について語ろうと思う。

“創作者は「自分に合っていて真理を含む創作術宗教」に入ると良いかもと言う話” の続きを読む

「言葉」によるコミュニケーションの難しさについての考察

Free words have power wooden

言葉は、伝わる様で伝わっていない事があると言う話

身体を動かす行動以外でコミュニケーション手段を持つ生物の社会では、コミュニケーションによるギャップは常に問題となっている。

猿や鳥や鯨の鳴き声、蜂の飛び方、蛍の光り方、様々な人には、まだ完全に理解出来ない合図や言葉が自然界にも存在する事が分かって来た昨今だが、シンプルであれば、ギャップはむしろ少ないのかもしれない。

「危ない」「逃げろ」「怒ったぞ」「好きだ」と言った具合にだ。

とりわけ多様な「言葉」を使う場合、言葉には、そのままの意味以外に、ニュアンスや、文化圏による違い、間違い、勘違い、状況的な物、使う人の関係、受け取り方、誰が言うか、様々な「意味や価値の幅」が出来て、それがギャップとなり、時に悪さをする。

“「言葉」によるコミュニケーションの難しさについての考察” の続きを読む

目標・手段目的化社会が孕んだバグへの考察【権力構造や選挙の限界について】

collection of banknotes with dollar bill on top

形骸化が国を衰退させる?

世の中、ままならない。

きっと、多くの子供が思っているほど大人達は頭が良く無いし、みんなが思っているほど他人の頭も良く無いし、凄そうな専門家の大半もそこまで優秀ではない。

こんな文章を書いている私も、現実的な問題に対する冴えた解決策を持ち合わせていない時点で、頭が良く無い側の一人に過ぎない。

良い意味でも、悪い意味でも、世の中おバカばかりだ。

現実なんてそんな物と言うリアリスティックな気持ちと、それで良いのかと言う理想を求め続けたいロマンティックな気持ちがダブルシンクしているが、まずは客観的な事実や現実と向き合わないと問題解決の糸口さえ見えない。

そこで、世界中の国が侵されている「目標・手段目的化社会のバグ」について記し、問題を共有しやすくする事にする。

このバグを解消出来れば、かなり多くの問題が解決するかもしれない。

“目標・手段目的化社会が孕んだバグへの考察【権力構造や選挙の限界について】” の続きを読む

「業界・界隈の入口、初体験」コントロールは、とても大事と言う話

handara gate uner blue sky

沼るか否か

どんな業界にも界隈にも、どこからだって入る事が出来る。

だが入った人が、そこで沼る(ハマる)か、拒絶反応を示すか、興味を示さないかは、入口によって決まってくる。

正しい入口、条件がマッチした入口こそ、沼るのに適していて、それ以外の入り口は実質的には初見さんお断りな壁となってしまう。

下手すると、トラウマや、強烈な嫌悪の対象となる事さえある。

“「業界・界隈の入口、初体験」コントロールは、とても大事と言う話” の続きを読む

「エロい」描写がメインの物語の作り方

lesbian diverse couple having nap on cozy bed

「エロい話を作りたい!」と言う人へ捧ぐ……

エロのコンテンツ力は、凄い。

エロに突き動かされ、人は様々な心理的な障壁も、自力で突破する事だってある。

普段本を読まない人が本を買い、機械音痴がビデオデッキを導入して気が付けばAVの専門家になり、ITが分からない人がパソコンを勉強しインターネットやゲームに興じ、VRに興味が無い人もヘッドマウントディスプレイを思わず通販サイトでポチる。

魅力的なエロには、大きな力がある。

だが、エロければ、何でも良いと言う訳では無い。

エロにはエロの作法があり、ちょっとした事なのに、それを破って力を発揮しきれないエロだってある。

そこで今回は、良いエロい物語の作り方を簡単に語っていく。

エロい内容と言う程の物は無いが、内容が内容なのでR12~R15ぐらいの気持ちで読む人は読んで欲しい。

“「エロい」描写がメインの物語の作り方” の続きを読む

「言い訳の余地」は気持ちを楽にするが、現実を救いはしないと言う話【求めよさらば与えられん】

bible blur christ christianity

言い訳ばかりしていたら、人は前に進む事が出来ない

「言い訳の余地」は、人の気持ちを楽にする。

責任が本人以外にあると言う事は、何か別の事物や人のせいに出来て、自分が変わらなくても良いと思えるからだ。

「自分が貧乏なのは、政治家が国の舵取りに大失敗していて、国全体が不景気だから」と思えば、貧乏な現状を受け入れる事を出来る人は多い。

「自分は悪くない。自分は頑張っている」と自信を持って言えるなら、そこに後ろめたさは無い。

それだけで気持ちは楽になり、現状維持を踏まえた工夫をするぐらいの根性は、人によっては湧くだろう。

耐えて待つと言う選択だ。

いっそ割り切って、生活保護の世話になってやり直そうと考える人だっているかもしれない。

逆に、自分では逆立ちしたってどうしようも出来ないと自暴自棄になって、自殺を思い悩む人がいても、おかしな事とは言いきれない。

いずれにしても「言い訳の余地」は、人のプライドや尊厳を守り「俺は悪くねぇっ! 俺は悪くねぇっ!」と、真偽問わず本気で思わせ、心の一部を救ってくれる。

そう言う意味では、言い訳の余地の認識は、人に余裕と、偏っているかもしれないが状況の分析結果をもたらしてくれる事で、とても有用だ。

問題は「言い訳の余地」のせいで、肝心の問題に対して向き合えない場合、それが向き合わないといけない問題の場合に、その状態が維持され、現実でいつまで経っても救われないと言う事態が、あり得る話と言う事だ。

“「言い訳の余地」は気持ちを楽にするが、現実を救いはしないと言う話【求めよさらば与えられん】” の続きを読む

意見を変える気が無い人との対話は大変と言う話

photo of people doing handshakes

頑固な価値観は、一度壊さないと変えられない?

人は誰しも、あらゆる事に対し、それに注意を向けられれば、それに対する意見を持つ事になる。

好き嫌いが大抵の物にあり「別に何とも思わない」と言う、一見ニュートラルな物でさえ「これと比べると?」と言った比較物を差し出されれば、僅かにでも好き嫌いの差が生まれ得る事さえある。

好き嫌いが明確な物となると、好き嫌いの根拠が明確でなくとも、線引きさえ本能的に分かれば、何が好きで何が嫌いかを嗅ぎ分ける事が出来る。

そして、過去の経験によって一度決まってしまった価値観は、とても強固で、自分の意志で変える事さえ難しい。

増して、好きでも尊敬の対象でもない他人に、その価値観を変える事は、この上なく困難だ。

“意見を変える気が無い人との対話は大変と言う話” の続きを読む

どんな作品でも3割増しで楽しめる? 創作物との向き合い方4選

close up photography of white and black cat

楽しむ姿勢の話

色々見ていれば、好きな作品、嫌いな作品、苦手な作品、それぞれあると思います。

個人差もありますが、作品には作品を楽しむ為に出来る事があり、それを満たして向き合うと、作品は、より輝きを増します。

今回は、そんな作品との向き合い方をいくつか紹介。

“どんな作品でも3割増しで楽しめる? 創作物との向き合い方4選” の続きを読む
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。