スターウォーズ世界の宇宙で子供が迷子!
スターウォーズのスピンオフドラマシリーズ「スケルトン・クルー」を見たので感想を。
続編が黄色信号らしいけど、個人的には結構楽しめた。
スターウォーズっぽくないけど、スターウォーズって言う。
スケルトン・クルーとは?
本作は、スターウォーズのスピンオフドラマシリーズの一つで、本編に登場する種族やジェダイとか宇宙船とか帝国とか旧共和国とか、そう言う情報は登場するが、本編の重要キャラクター等は全然出て来ない。
私がスターウォーズの映像作品しか追えてないライトからミドルなファンだから知らないだけと言う事はあるが、スターウォーズ世界の遠いどこかであった出来事と言う感じのドラマである。
物語の始まりは、スターウォーズ世界にしては平和で、現実の地球的な常識や空気の方がむしろ強いが、それでもドロイドがいたり等のスターウォーズ世界のとある惑星に住む子供達の日常から始まる。
親との関係に悩み、将来に悩み、学校に通い、友達と遊び、子供なりの不良行為を楽しみ、そんな世界観だ。
そんな平和な、ユートピア寄りの管理社会で、主人公の少年ヴィムはジェダイに憧れ、ディストピアにいるみたいな気分。
ある日、大事なテストを受け損ねたヴィムは、近道に使った森の中で「ジェダイ聖堂?」を発見する。
そこに友人のニールと探検に行くと、仲の良くない女子のファラとKBにつけられていて、わちゃわちゃとしながら結局4人で探検する事に。
すると、おバカが突き抜けているヴィムは「ジェダイ聖堂?」の中で見つけたボタンを友人達に「絶対触るな」と言われたにも関わらず我慢出来ずに押してしまう。
そこで判明する事実。
「ジェダイ聖堂?」は起動すると、空中に浮かび上がり、そのまま宇宙へと飛び出し、行先も決めずにワープしてしまう。
ヴィムが「ジェダイ聖堂だ!」と言ってた物は、森の中に隠された謎の宇宙船「オニックス・シンダー」だったのだ。

こうして宇宙で迷子になった四人の子供達は、いつものスターウォーズワールドにほっぽりだされてしまうのであった。
ヴィム以外!
ニールくん、ほんと良い子。
好き。
象っぽい頭が特徴の種族なのだが、マジで良い子。
Wikipediaとかで主人公みたいな順番で紹介されてるけど、まあ、気持ちは分かるw
子供四人がメインの主人公で、ヴィム、ニール、ファラ、KBといるが、ニールが良い子過ぎて断トツで応援する事になるからね。
ファラって女の子は、親がお偉いさんの反動かちょっと不良だったり子供の範囲で狡賢いのだが、機転が利く有能で良い扱い。
KBはサイボーグの少女なのだが、ファラとセットみたいな扱いで、大人しい印象が強いがファラとの友情とか、女子チームのニール的なバランスを取るポジションで嫌なイメージは無い。
子供達が主人公なのだが、普通の子供だけで母星に帰れない。
そこで、強い味方がいる。
SMー33!
愛すべきポンコツ。
本作のスターウォーズの味方ドロイド枠で、かつて伝説の海賊に仕えてた海賊ドロイドで、海賊の掟を利用してファラを船長と認識し強い味方となってくれる。
最初から最後まで大活躍。
好き。
スケルトン・クルー!
ジュード・ロウ演じる、スケルトン・クルーことシルヴォ=ジョッド・ナ・ナウッド。
主人公では無いが、こいつが主役である。
そして、ラスボスである。
立場的には、宝島のジョン・シルバー船長って所。
シルヴォ=ジョッドが、海賊である事を隠し、子供達四人の母星が宝の星と知って「帰るのを助けよう」と接近してきて、なんだかんだ情が移っていくのが見所の一つである。
ヴィム!(#^ω^)
ヴィムである。
こいつが、主人公格なのだが物語としてはクライマックス以外はトラブルメイカーとして立ち回り、特に前半では、それが顕著だ。
こいつがバカな事をしなければと言う事態が余りにも多く、物語全体としてみると、そのお陰で帰れたと言う部分も少なからずあるが、そもそも迷子の原因がコイツなので、発生させた損失がヴィムの成長とか冒険で得られた物で相殺出来ておらず、もう、大体コイツが原因と言うw
子供が背負うには重すぎる結果を招いているので、冷静に考えると将来が不安。
基本は十五少年漂流記と宝島
本作はオチまで書くと、宇宙で迷子になった普通の子供達だったが、母星が実は宝が隠された伝説の星である事が判明し、それを狙っているのを隠し近付いて来たパダワン崩れの海賊の助けを借りながら帰ろうと珍道中を演じ、なんとか帰った母星が協力してくれた海賊に襲撃されて海賊と対決する事になる話である。
ヴィムがボタンを押したばっかりに、母星の防衛システムとメインシステムが壊され宇宙海賊に町が襲撃されてと、トンデモない事態になってしまうのだ。
ね? ヴィムの責任重いでしょ?
あまり描かれてないだけで、母星も人死に出まくってるでしょ、あれ。
こんな所にカタルシス
本作のアドベンチャー部分、子供達が有象無象の海賊やらに追われながらも、シルヴォ=ジョッドと協力して母星の情報を集めて帰るまでの冒険も、普通に面白い。
スターウォーズ×海賊と言うモチーフの掛け算で作られたイベントやギミックは、割とハマって感じた。
なのだが、個人的に見ていて「そうだそうだ! 言ってやれ!」となってしまったのが、正体を現したシルヴォ=ジョッドが、子供達に「逆らうな、お前達は殺したくない」となって、それでも子供達が立ち向かうが勝てないみたいなシーンの流れで、ヴィムに対してだけ「お前は、お前はマジでダメ!」と悪党からマジ説教を喰らうシーンであるw
これもありヴィムは成長し、望んでいたヒーローになっていくわけだが、ここまでヴィムがバカかつウザいを貫いていた事で、その被害を受けていたシルヴォ=ジョッドが正論パンチをかます展開は、かなり面白い上に変なカタルシスがあって、個人的には爆笑であった。
他には、クライマックスの子供達と親達が海賊相手に共闘するシーンも良かったが、一人かっこ良過ぎるニール君の立ち回りが個人的には一番刺さった。
お前はただの子供じゃないよ、マジで。
ニール君、人格も行動力も仕上がり過ぎてるよ。
終わりに
気になる所もあるっちゃあるが、総合的に見ればかなり楽しめた。
十分楽しめる面白いドラマシリーズであり、スターウォーズドラマシリーズなら上澄み側である。
シルヴォ=ジョッドのキャラは良いし、SM-33とかニール君とかも良く、もちろんファラもKBも見終わったら好きになっていた。
ヴィムは……正直、シーズン2次第かなw
オニックス・シンダーの偽装解除シーンとかも思いの外熱かったし、スターウォーズが好きで、宝島が好きな人なら楽しめると思う。
ニール君とSM-33の活躍見たいから続編希望したいが、どうなるか。
リゾートで会ったデカいタコみたいな宇宙人は、ただの良い奴だったな。
ああいうのばかりだとヴィムは良い意味で輝けたんだろうな……
スターウォーズ世界に向いてない、平和ボケキッズって感じかねぇ。
そう言う意味でニール君は、弱気で優しいのにスターウォーズ世界との相性が良過ぎる。
次に見るスターウォーズドラマは、キャシアン・アンド―かな。
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